コンクリート構造物の非破壊検査装置 CTS-02(コンクリートテスター)は、国土交通省の新技術情報システム:NETIS 及び、農林水産省系の新技術:ARICの登録が完了しております。
コンクリート構造物表面全体の情報が得られます。 |

CTS-02 |
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コンクリートテスターは、コンクリート構造物を軽打することによって、コンクリートの強度・健全性等を検知する測定装置です。従来から非破壊によってコンクリートの強度を推定する方法として「テストハンマー法」があります。
このテストハンマーに替わる装置であり、より信頼性の高いコンクリート強度を推定できます。 |
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健全性診断(強度・劣化・剥離)を行うAreaモード(打音モード)と特定点での圧縮強度を推定するPointモード(シュミットテストハンマーモード)の2種類の測定モード |
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乾電池によって8時間以上の連続測定(最大14時間) |
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測定数はSDカードを内蔵し、128MB容量で3万データを記録 |
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打撃と同時に測定データの指標値(強度・剥離・劣化)をモニターに表示 |
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測定データに異常があった場合(剥離・劣化)はビーブ音で判定結果を通知 |
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計算されたデータは、波形情報と一緒にメモリーに記録 |
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測定データはSDカードによりパソコンへデータ転送 |
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測定結果、波形データはともにエクセルのファイルで出力、データ加工やレポート作成が可能 |
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専用の報告書作成プログラム(別売)では、書式を決めてデータ出力が可能 |
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1. コンクリート構造物を保有管理する官公庁・公共機関等 |
2. 土木建築関係会社 |
3. コンクリート製造関連会社 |
4. コンクリート二次製品製造関係会社 |
5. コンクリート構造物調査関係会社 |
6. コンクリート構造物補修・補強関係業者 |
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剛性の高いハンマーでコンクリートを打撃すると内臓のセンサーで打撃力波形が得られます。打撃力波形は、図−1のように二つの部分に分けられ、前半はハンマーの打撃によるコンクリートの変形を示し、表面劣化や剥離が反映されます。また、後半はコンクリート内部からの反発を示し、コンクリート自体が持つ強度指標が反映されます。
図−1は、最大値を中心としてほぼ左右対称となっています。これは、健全なコンクリートを打撃したときの理想な波形です。 |
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表面が劣化したコンクリートの場合 |
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表面が劣化したコンクリートの場合の波形です。表面の劣化のため波形の立ち上がり時間が長くなり、波形が左右対称でなくなります。 |
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剥離したコンクリートの場合 |
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表面近傍が剥離したコンクリートを打撃した時の波形です。打撃力が小さく立ち上がり,戻り時間が長くなります。剥離の状態によってさまざまです。 |
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