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1. |
各測点上において、センサーをコンクリート表面に押し付け近傍をインパクターにより打撃し弾性波の反射時間を測定する。 |
2. |
弾性波の反射時間から測定箇所のコンクリート厚さを推定する。 |
3. |
各測点での推定コンクリート厚さをコンター表示により面的に展開し、コンクリート内部に存在する欠陥等の範囲・位置を確認する。 |
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測定の対象となるコンクリートにおいて弾性波の反射時間を測定することにより、コンクリートの厚さを測定します。 |
コンクリート内部に欠陥等が無い健全なコンクリートは、コンクリート背面までの往復反射時間が測定され、厚さを求めることが出来ます。 |
しかしながら、コンクリート内部に空洞等が存在すると、コンクリート内部を伝播する弾性波は空洞面で反射するため、反射時間が短くなり、測定厚さは薄く測定されます。一方、コンクリート内部にジャンカ等の脆弱部が存在すると、弾性波の伝播速度が低下するため、反射時間が長くなり、測定厚さは見かけ上厚く測定されます。 |
これらの性質を利用して、測線上における測定厚さの変化から、コンクリート内部に存在する欠陥等の範囲・位置を推定することが可能となります。 |