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1. |
クラック開口部を中点として、センサー設置点、打撃点が一直線となるように測定点を設置します。 |
2. |
センサーと打撃点の距離Lを徐々に長く変化させ、弾性波がクラック先端を回折する時の角度θを徐々に大きく変化させます。 |
3. |
測定波形の第1波に着目し、波形が下に凸形状から、上に凸形状に変化する距離L1を決定します。 |
4. |
コンクリートの臨界角は約90度であることから、クラックの深さDは下式により求められます。 |
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D(クラック深さ)=L1(変化した距離)/2 |
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クラックの近傍でコンクリート表面をインパクターにより打撃すると、コンクリート内部を伝播し、クラック先端を回折する弾性波が発生し、表面に到達します。 |
打撃により発生した弾性波はクラックの先端で回折します。このときのコンクリートの回折角度は約90度です。回折角度が90度より小さければ速度波形は下向きの波形・90度より大きければ速度波形は上向きの波形になります。以上の特性により測定波形の第1波に注目し回折角度の判断を行ないます。 |
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